ぼやきD著『テレビADの真実』ついに発売!

テレビADの仕事内容、給料、待遇、生態、私生活、ディレクターになる方法などなど、テレビ業界を目指す就活生・全ての現役ADに捧げる、ココだけの秘密の話…!

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テレビADは全員YouTubeチャンネルで一発狙おう【ディレクターも】

ADの真実

ネットの広告費がテレビを上回ってしまったこの時代。
YouTubeでも
これだけ世の中で活躍できるこの時代。

正直、

テレビってオワコンだから、

YouTube業界に就職した方が良いのでは?

と思っちゃう時があります。

ぶっちゃけ、

今からテレビのADをやるくらいなら

YouTuberになった方がよいのでは?

と思っちゃう時があります。

僕が今就活生だったら、YouTubeの世界に行っちゃうかもしれません…。

しかし以前も記事にしましたが、テレビにしかできない利点があるのも事実です。(詳しくはこちらを↓)

新入社員ADへ。オワコンと言われるテレビ業界で今働く意味とは?
オワコンと言われるテレビ業界で今働く意味は2つだけ。①動画制作のノウハウはテレビが最強だから②テレビが好きだから。今なおテレビ業界で働くディレクター(僕)が詳しく解説します。

結論を言うとADはTVの仕事をしながらYouTubeもやった方が良い!』というのが僕の意見です。

いや、両方とか無理だから!

と思うかもしれませんが、可能です。

今回は、斜陽産業のテレビとアゲアゲ業界のYouTubeを比較して
「テレビADがYouTubeチャンネルを開設した方が良い理由」について解説したいと思います。

 

テレビADがYouTubeチャンネルを開設した方が良い理由

理由は4つ。

①撮影・編集技術が身につく
②当たるとデカイ!
③働き方改革で時間がある
④選択肢を持てると強い

ひとつずつ解説します。

 

①撮影・編集技術が身につく

悲しいですが、ADをやっていても撮影や編集技術が身につかないという現実があります。

ADの仕事は雑務ばっかりなので、いくらやっても編集したりロケができるようにはなりません。特に最初の1〜2年はPremiere ProやFinal Cut Proなどの編集ソフトを使う機会すらほとんどありません(せいぜいデジタイズするくらい)。

スキルを身につけるためには自主的に動くしかないのです。

そこで便利なのがYouTube!

YouTubeの良いところは「世の中に発信できること」

僕がADの頃は、ディレクターが帰ったあとにパソコンを借りて見よう見真似で編集の勉強をしていましたが、隠キャADだった僕が編集を誰かに見てもらうようなことはできなかったし、そもそも周りはみんな忙しい人ばかり。孤独に黙々と作業していただけでした。

しかし今はYouTubeで世の中の反応をダイレクトに知ることができます。テレビは視聴率やツイッターでしか世の中の反響が分かりませんが、YouTubeはコメント欄に直接意見が届いたりします。発信者と視聴者の距離が圧倒的に近いわけですね。そんな反応を見ながら趣向を凝らして動画をアップし続けていると成長具合がハンパないと思われます。今のADたちが羨ましい。

しかもテレビで働いていると、会社にカメラはあるし編集ソフトもあります。タダで使いたい放題。

こんな便利な環境、使わない手はありません。

 

②当たるとデカイ!

人気YouTuberたちが大金持ちなのはご存知の通り。
いっぽう、ADが薄給なのもご存知の通りです。

(ADの給料事情はこちら↓)

テレビADの給料・年収は?社会保険や昇給は?
テレビADの給料と年収を大暴露します。大卒で正社員で大手制作会社に入ると、一般企業と同じくらいの初任給になります。ただし、そこから給料はあまり上がりません。高い給料が貰いたければテレビ局員を目指しましょう。

「収入」という面ではこれからのテレビ業界に夢はありません。
モチベーションは下がっていくばかり…。

しかもテレビは、コンテンツの著作権が自分にはありません。

いくら工夫を凝らして、寝ないで、歯を食いしばって、めちゃくちゃ面白い番組が出来上がったとしても、著作権はテレビ局や制作会社のものです。自分の作品ではないわけですね。

正直、

あんなに頑張って作ったのに…

(心の叫び)

と、ふと虚しくなってしまう事がたまにあります…。

テレビ番組は、テレビ局のモノ。
しかしYouTubeは全てが自分の資産になります。

僕も個人でYouTubeチャンネルを持っていますが、それらの収益は全て僕のものだし、著作権も僕のものです。(収益なんて出てないけど)

YouTubeで当てるためにはかなりの努力と継続とセンスが必要になりますが「夢を見ながら働ける」というはかなりデカイと思います。

そういう意味ではディレクターも全員チャンネル開設した方が良いと思います。テレビでは通らなかった企画をやってみてもいいですしね。

 

③働き方改革で時間がある

数年前まではAD業務に忙殺されていてYouTubeどころではなかったですが、働き方改革で時間ができたのは大きいです。

ブラックな働き方は是正され、残業がなくなり休日もしっかり確保されるようになってきました。オフラインで忙しそうなディレクターのことなど放っておいて、さっさと家に帰りましょう。

飲みに行ったり遊びに行っても良いのですが、せっかくなら挑戦の時間に当ててみるのも良いと思います。

 

④選択肢を持てると強い

昔はテレビと映画以外、動画コンテンツが存在しなかったので「つぶしがきかない職業」として有名だったAD。しかし、今はYouTubeやネット動画など、テレビ以外にもたくさんの動画コンテンツが世の中に溢れています。

テレビADの経験を生かして転職できるような時代になってきました。

AD
AD

いざとなったら転職しよう!

という選択肢を持っているADは強いです。(いやマジで)

なぜなら、理不尽なディレクターに無茶振りされたり、嫌いなプロデューサーに強く当たられたりしても、「転職できる」という選択肢があると立ち向かっていくことができるのです。

ディレクター
理不尽ディレクター

てめぇ、今日中に全部やっとけよ!

できなかったら家に帰さねぇからな!

徹夜で働け!

AD
AD

いや無理っす!

理不尽なこと言わないでちょーだい。

って感じですかね。

昔は大人しく従うかクビ覚悟で喧嘩するしか方法がなかったのですが、選択肢を持つADは正論で反撃することができるのです。

実際に反撃するかは別として、「いざとなったら反撃できる」という武器を持っているか持っていないかで、仕事への姿勢が大きく変わると思います。仕事の特性上「最底辺」にいるADさん達にとっては重要なことだと思います。

僕もフリーランスになって番組をいくつか掛け持つようになってから、

ディレクター

この番組と肌が合わなかったら

すぐ辞めよう!

と思いながら仕事をしているので、制作会社時代よりもめちゃくちゃ気持ちが楽になりました。(実際は辞めてないですが)
ぶっちゃけクビになっても構わないので、番組の演出も好き放題 攻められるようになりました。笑
「選択肢を持っておく」というのは仕事をする上でプラスになりまくるわけですね。

テレビのADさんたちは「会社をクビになったら終わり」という人たちが多いです。しかしYouTubeで少しでも実績が出ていれば「テレビ以外でも生きていける」という勇気が湧いてきて、仕事でもプラスになると思います。

もしも

AD
転職AD

YouTubeチャンネル持ってます。

登録者は10万人。

総再生数は1億回です。

プロデューサー
面接官

なっ、なに!?

なんてことになったら、転職も楽になることでしょう。

 

結論:両方やると最強!

以上、僕が「ADは全員YouTubeチャンネルを持った方が良い」と思う理由です。

テレビのノウハウを学びつつ、
YouTubeで撮影・編集の練習をしつつ、
世の中のバズりを狙いながら、
いつでも転職できるような準備をして、
面白い番組を作っていきましょう。

と言うお話でした。

動画ノウハウはテレビで学びつつ、YouTubeチャンネルで一発狙うというスタイルが最強だと思います。

(関連記事:テレビマンが本気を出してYouTubeで当ててる話↓)

テレビマンが続々参入!本気を出してYouTubeで当ててる話
芸能人だけじゃなくテレビマンもYouTubeに本気で参入しています。本気を出せば働きながらの副業でもできます。せっかくテレビで構成力・編集力を培ったのだから、YouTubeをやらない手はないと思います。無料だし。

 

コメント

  1. へっぽこD より:

    はじめまして。
    突然ですが質問させてください。

    地方のテレビ局で働いているものです。
    今までADをしてきましたが、6月から情報番組のディレクターに昇格?しました。
    自分は出来の悪い人間で不安しかありません。なので、情報番組を作る上でのアドバイスを頂きたいです。
    (5分のVTR出しで、家具家電や洋服などを紹介するコーナーを担当)

    第一線で活躍されている方のお話をどうかお聞きしたいです。

    あと情報番組はディレクターの登竜門なのでしょうか?

    • ぼやきDぼやきD より:

      昇格おめでとうございます!

      詳しい内容は分かりませんが
      「なぜそれを紹介するのか?」「他と何が違うのか?」など
      その商品のスゴさを最大限伝えられれば良いと思います。

      あとはそのポイントを分かりやすく見せるための
      インサートをしっかり撮ることだと思います。

      登竜門?かどうかは分かりませんが、
      今のテレビは情報番組が多いので色んな事が学べると思います。

      アドバイスになるか分かりませんが、
      若手ディレクターが気をつけるべきことを以下の記事にまとめました。
      参考にしてもらえたらうれしいです!
      https://dan-moroboshi-tv.com/young-director/

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