報道ステーションのCPのセクハラがニュースとなってしまいました。
ネット記事だけの情報しか知らないのでどこまで本当なのか分かりませんが、『異動』の処分が下ったということは、たぶん事実だったと思われます。
テレビ朝日は民放キー局の中でも特にコンプライアンスにうるさい局。(たぶん日本一コンプライアンスにうるさい局だと思います。)
その割には不祥事が多いよなぁ。
そして処分は『異動』でオッケーなんだなぁ…。
BIGLOBEが行なった2017年の調査によると、
働く女性の約4割が「セクハラをされた経験がある」と回答したそう。
テレビ業界だけじゃなく普通に一般的にもセクハラって多いみたいですが、2018年のテレビ朝日で行われた内部アンケート調査によると女性社員の56.3%が「セクハラを受けた経験がある」と回答したようです↓
一般よりも割合が15%ほど多いようです。
今回は、テレビ業界に横行するセクハラの実態について切り込んでいきたいと思います。
最初に断っておくと、セクハラする人はごく一部の人だけで
ほとんどの人はちゃんとしていますのでよろしくお願いします。
①なぜテレビ業界はセクハラが多いのか?
僕の見解では、理由は4つ。
・セクハラの定義がゆるい ・普段から下ネタが横行している ・下ネタが平気な女性が可愛がられる ・偉くなると共感能力が下がる
ひとつずつ解説していきます。
テレビ業界はセクハラの定義がゆるい
まず、言えることは
テレビ業界はセクハラの定義がゆるいです。
例えば、
「女性スタッフとすぐ肩を組む」
「彼氏いるの?と聞く」
「何カップ?と聞く」
「ホテル行かない?と(ジョークで)誘ってみる」
もちろん状況や関係性にもよるので線引きが難しいですが、これぐらいのことは普段から見られる光景です。
「人によっては、それアウトかもよ?」くらいの案件だったら、テレビ業界では許容範囲内です。
女性へのボディタッチも胸やケツ、股などの直接的な部分でなければ普通にOK。ホテルに誘うのもしつこくなくライトに誘うくらいなら普通にOK。
多分、そこら辺の感覚は世間とずれていると思います。
テレビ業界はセクハラの許容範囲が広いです。
ちなみに、今回の報ステのケースでは
「無理やりキスをされ、家に押入られそうになった」
「体を触ったり、抱きついたり」
したそうです。
もし、これが本当なら、さすがにアウトです。
会議の雑談で下ネタが出る
たぶん一般企業では無いと思うのですが、
テレビ業界では会議中に普通に性的な発言が出ることがあります。
特に風俗の話なんてのは、よく出る。
テレビ業界では「夜遊び」の話が普通に会議中に飛び出します。特に遊んでる人は面白がってイジられるので、
「渋谷の●●って店、潰れましたね」
「新宿に一軒、良いお店があるんですよ」
「福岡の中洲行ったことあります?」
なんて話の流れで、童貞のADがいじられたり、巨乳のADがいじられたりするのです。
また、深夜番組など、内容次第では下ネタを話さなければならない時もあります。
テレビの場合は「風俗嬢に密着」みたいな企画だってあり得ます。そんな時は
お前は風俗でバイトした事ないの?
やってみれば?売れるかもよ
・・・。
みたいな会話が繰り広げられる可能性もあるのです。
もちろん、一緒に仕事をしている上でしっかり信用と関係性を築いた上での会話です。ほとんどの上司は相手のセーフラインを見極めて絶妙なバランスを保ちつつ下ネタをぶっ込む能力があります。
ただし新入社員の場合は、突然飛び出した下ネタにビックリすることもあります。(僕も最初は引きました…)
しかし不思議なもので何度も繰り返されるうちにみんな慣れてしまうのです。
そのため、業界歴が長くなればなるほどセクハラに対する意識が薄れていくのです。
下ネタが平気な女性が可愛がられる
女性スタッフもこうした業界で長く過ごすうちにさらりと下ネタを受け流す能力が上達していきます。
そういう下ネタにも屈さない女性スタッフはテレビ業界ではとても可愛がられます。
逆に言うと下ネタが苦手な女性は
あの子、絡みづらいなー。
面白くないねー。
と思われてしまいます。
昔に比べると減りましたが、そういった古い業界体質はまだ残っています。
これから改善していかないといけません。
偉くなると共感能力が下がる
メンタリストDaiGoさんが昨日YouTubeで配信した動画によると「権力を持つと共感能力が低下する」らしいです↓
CP(チーフプロデューサー)とは番組で一番偉い人のことです。
もちろん局員ですし、番組に関する最終的な決定権を持っており基本的にみんなこの人には従います。
それぐらいの権力を持ってしまうと、共感能力が下がってしまうのかもしれません。
セクハラをするのは偉いDやPなど年配の人が多い印象です。
共感能力に欠けるとセクハラのセンサーは働かないんだろうなぁ。
セクハラされた時の対処法
試しに「テレビ業界 セクハラ」で検索すると、
『上司に舌をねじ込まれた』
『美女ディレクターを囲んで服の上から腰を振り始めた』
『シャワー中に覗かれた』
などなど、色々出てきますね…。
セクハラをされてもほとんどの女性が
告発されたらクビになるかも…
という理由で声をあげられないそうですが、
一番の解決法はセクハラを告発する事です。
これはセクハラをされた事のない人男の僕の意見であり、当事者の気持ちや立場には立てていないかもしれませんが、外野から見ていると、訴えてしまうのが一番なのです。
残念ながらセクハラする人は「しっかりと拒否される」か
「新たなターゲットが見つかる」までは一生やり続けます。
善悪で言えば「そのセクハラ上司が処罰されるべき」なのですが現実はそうはなりません。
告発しない限り、セクハラ上司はずーーっとその職場に居座り続けることになります。
今のご時世、訴えればセクハラの当事者は必ずその場にはいられなくなります。
報ステCPもテレ朝内では相当偉い人だったようですが、番組から異動になりました。
今回のように、相談を受け付けるべき番組の最高責任者がセクハラする人である場合は、そのひとつ下のプロデューサーに相談してみましょう。
もしくは、どの局にもセクハラやパワハラ、社内のコンプライアンスなどを取り扱う部署が設けられているので、そちらに報告するのもアリです。
ただ、訴える時に気をつけた方が良いのは「証拠をしっかり取っておく」こと。
今回の報ステCPの件もLINEの文面など、証拠が残っていたからこそ、事態が動いたようです。
理想は、動画や音声データを取ること。
それがあれば100%勝てます。
それが難しければ、
勇気を持って辞めることをオススメします。
まとめ
セクハラするのはセクハラした人の責任ですが、
対処のために行動するのか?しないのか?は、セクハラされた人の責任になってしまいます。
嫌なら行動するしかないのです。
関連記事:テレビ業界に生きる女性の話①
コメント
セクハラしたくなったらそれこそ風俗へ行きましょう。