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ディレクター経験のあるプロデューサーが強い!

プロデューサーの真実
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プロデューサーは2種類に分かれる

テレビ業界には2種類のプロデューサーがいます。
ディレクター経験があるプロデューサーと無いプロデューサーです。

一般的にプロデューサーは「ディレクターよりも偉い」というイメージがあるため『ディレクターが昇格するとプロデューサーになる』と誤解されがちですが、そうとは限りません。

プロデューサーになるには主に2つの道のりがあります。

タイプ① AD→ディレクター→プロデューサー
タイプ② AD→AP→プロデューサー
(※例外として、いきなりプロデューサーになる場合もあります)

みんな最初はADからキャリアがスタートしますが、ディレクターになるには『AD→ディレクター』の1通りの道しか無いのに対し、プロデューサーの場合は、ディレクターになってからプロデューサーになる「タイプ①」と、ADからAPを経てプロデューサーになる「タイプ②」が存在します。

タイプ①とタイプ②に優劣はありません。
人数の割合も半々くらいでしょうか??

しかし、プロデューサーになってから仕事がやりやすいのは圧倒的に『ディレクター経験のあるプロデューサー(タイプ①)』です。

今回は「ディレクター経験のあるプロデューサーは強い!」というテーマで記事を書きたいと思います。将来プロデューサーを目指したい人はぜひ参考にして下さい。

 

ADは3年目くらいになると将来を考え始める

そもそもADって

全員がディレクターになるんじゃないの?

と思われるかもしれませんが、違います。

AD3年目くらいになると、

AD
AD

ディレクターじゃなくて

プロデューサーの方が向いてそうかな…

というように、「ディレクターになるか?プロデューサーになるか?」について思い悩むようになります。

ディレクターになるためにはADを続けていく必要がありますが、プロデューサーになるためには「AP(アシスタントプロデューサー)」として経験を積む必要があります。他には作家を目指すADもいます。

ADはテレビ制作における基礎であり「ディレクター・AP・作家」など、あらゆる職業に派生することができるため、3年目くらいになると『自分がどれに向いているのか?』が分かってきて、ディレクターにならずに方向転換する人が出始めるのです。

AD
AD

ディレクターじゃなくて
プロデューサーを目指そう!

と思ったADは、APに方向転換することになります。

 

「ディレクターになれない人」がAPになる

しかし、悲しいことにADがAPに方向転換するのは

AD
AD

ディレクターになれそうもないから!

という後ろ向きな理由がほとんど!という現実があります。
(僕の肌感覚だと90%くらい。)

悪い言い方をすると「ディレクターを諦めた人がプロデューサーになる」という見方もできます。しかもAPはADに比べると仕事量が激減するので、APになった人は「楽な道を選んだ!」「ディレクターになる競争から逃げた!」という不名誉な烙印を押されてしまうのです。

実際は「向き不向き」の問題なので『APになった人は逃げた』ということは一切無いのですが、「見え方としてはそうなっちゃう」ということですね。

つまり、ディレクターからすると、タイプ②のプロデューサーは「ディレクターになれなかった人」「脱落者」のように見えてしまうことがあります。タイプ②のプロデューサーにはこうした背景があることをまず押さえて下さい。

 

ディレクター経験があるプロデューサーは強い!

さて、ここからが本題です。

なぜ「ディレクター経験のあるプロデューサーが強い」のか?

それは『ディレクターに意見する時には、ディレクター経験があった方が説得力が増すから』です。

プロデューサーは立場上「演出面においてディレクターに口を出さなければならない」時があります。

プロデューサー
プロデューサー

このカット、分かりづらいから

もっと別のカットに変えたら?

とか、

プロデューサー
プロデューサー

ここのナレーション、

分かりにくいから言い回し変えたら?

とか、

プロデューサー
プロデューサー

この企画、予算がキツイから変えられない?

もっと別の見せ方できるでしょ?

とか、いろいろです。

しかしディレクターは、ディレクター経験の無いプロデューサーから演出面に口を出されることを嫌います。

ディレクター
ディレクター

分かりました!直しときます…。

(いや、お前が演出に口出すなよ!

ディレクターやった事もないくせに!)

と、内心では思ってしまうわけですね。

事実、タイプ②のプロデューサーが演出面に意見をする時には『芯を食っていない』ことがたまにあります。

ディレクター
ディレクター

(えっ?その直し必要ないっしょ??)

(意味なくない?)

と、思われてしまう事があるのです。下手すると聞き流されてしまう場合もあります。ディレクターからするとしょうがない事なんですけどね。

しかし、ディレクター経験のあるプロデューサー(タイプ①)の発言だと、

ディレクター
ディレクター

確かにその通りだな。

と、すんなり受け入れられたりします。

たとえどんなに的を得た指摘だったとしても、ディレクター経験が無いプロデューサーの意見はストレートに伝わらない恐れがあるのです。これはかなりの損!

 

ディレクター経験が無くても「ダメ出し」はできる!

映画を一本も撮った事がない人が「映画評論家」として活躍したり、経営者でもない人が「企業コンサル」ができるのと一緒で、ディレクター経験が無くても「番組が面白いor面白くない」の区別はつきます。

経験がなくても

もっとこうしたら面白くなるのにな…

という意見が出てくるのは当然のこと。
プロデューサーは番組の行く末に責任を負っているので、ディレクターにはっきりと意見を言わなければならない立場にあります。

しかしタイプ②のプロデューサーは、タイプ①に比べると説得力が無いので、ディレクターに意見を伝えるためにひと工夫することが必要なのです。

 

タイプ②でもディレクターとうまく付き合っていく方法

タイプ②のプロデューサーがディレクターとうまく付き合っていくためには、以下の3つのことに気をつけなければなりません。

①ディレクターと信頼関係を築いておく
②極力、演出に口を出さない
③言い方は「提案」のスタンスで

ひとつずつ解説します。

①ディレクターと信頼関係を築いておく

これがかなり重要です。自分の意見をディレクターに尊重させるためにも普段から信頼関係を築いておきましょう。具体的には『キャスティングを頑張る』とか『予算をケチらない』とか、ディレクターの演出に対してプロデューサーとして最大限協力する姿勢を示しておくこと効果的です。

プロデューサー
プロデューサー

いつもあんたに協力してるんだから

俺の言うことも聞いてね!

という状況を作り上げておくわけですね。

ディレクターは、自分にいつも協力してくれているプロデューサーの意見を無下に扱うことはありません。

②極力、演出には口を出さない

そもそも演出面は「総合演出に任せる」で良いはずです。

コンプライアンス的に問題がある!とか、よっぽどのことがない限りは演出面に口を出すことはやめておきましょう。

③言い方は「提案」のスタンスで

それでも、どうしても言わなければならない時は「言い方」に気をつけましょう!たとえどんなにVTRが面白くなかったとしても、

プロデューサー
プロデューサー

なんだこれ!意味が分からん!

◯◯に直しといて!

みたいな言い方をしてはいけません!

プロデューサー
プロデューサー

◯◯って感じに直せば

もっと分かりやすくなると思うけど、どう?

みたいに、あくまでも「提案」のスタンスを崩さない言い方にするのがコツです!

ディレクターを刺激するような強い言い方は厳禁です!自分の意見を聞き入れてもらいやすくなるようなソフトな言い方を心がけるようにしましょう。

 

結論「ディレクターになっておいた方が良い」

タイプ②のプロデューサーは、仕事をしていく上でディレクターに気を使う場面が増えてきます。できれば「ディレクターを経験してからプロデューサーになる」のが一番良いでしょう。

プロデューサー
プロデューサー

いや、ディレクターからどう思われようが

全く気にしないから!

という人なら別ですが…、そういうプロデューサーはディレクターやADから反発を食らう可能性が高いので、そのことを理解はしておいた方が良いかもしれません。

結局、出世して偉くなるプロデューサーってタイプ①だったりしますしね。

 

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