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世界の果てまでイッテQ!やらせ問題をディレクターが解説【ラオス・橋祭り】

テレビ業界の真実

「イッテQ!」のやらせ疑惑が世間を騒がせています。

僕はイッテQのスタッフではないので
報道内容くらいしか情報が分かりませんが、

テレビ制作側の人間からこの事件を見るに・・・

今回の件は「やらせ」ではありません。

 

やらせではないと思う理由

テレビ番組が海外ロケをする場合、
必ず「海外コーディネーター」を雇います。

【海外コーディネーター】とは
宿泊先の手配、ロケ先へのアポどり、移動手段、当日のロケ段取り
まで、ロケを成立させるための全てのサポートをしてくれる人。

普段、日本に暮らしている我々スタッフが不慣れな海外でロケをするわけですから、現地の事情に詳しい人が必要不可欠であり、スムーズにロケが進むよう地元に住んでいるプロを雇うわけです。

ただ、この海外コーディネーターという人たちは
非常に適当な人間が多いです!!(マジで)

当日ロケに行くまでは、日本から電話で色々やりとりをするのですが、

いざ現地についてみると聞いていた話と全然違う!!!

ディレクター
ディレクター

ロケに必要な場所、人、モノが全く揃ってない💧

ということは、結構あります。

 

色々アバウトな感じです。

(海外ではそれが普通なのか…日本人が細かすぎるのか??)

 

おそらく、今回のイッテQの場合は、現地ラオスのコーディネーターに

ディレクター
ディレクター

何かいいお祭りありませんか?

と持ちかけて、

コーディネーターが地元で行われている祭りをネットで検索。

すると「橋祭り」をたまたま発見!

それがどんなお祭りなのか?などの細かい情報は調べずにイッテQ!スタッフに提案し、イッテQ!スタッフもちゃんと調べずに「橋祭り」にGOサインを出してしまった…。そして、オンエアに至るまでの間に最終的な情報確認も不十分のままだった。という感じなのかなと、個人的には思います(想像です)

でも、

放送前(ロケ前)に十分な情報確認をする

というのはテレビ制作の人間からすると当たり前のことなので、それをしなかった今回の件についてイッテQ!スタッフは大いに反省する必要があるでしょう。

今の世の中「やらせ」がバレたら一発アウト!

正直な話、

どのテレビ番組も「やらせ」に対してはスーパー敏感になっています。

 

ディレクター
ディレクター

このお祭り、存在してないけど

面白いから採用しちゃおう!

なんて超でかいリスクをイッテQ!ほどの人気番組があえておかすとは思えません。(想像です)

『情報の確認を怠った』というのが真相なのでとはないか、と思います。

 

ただ、もし事前にADや担当ディレクターが

AD
AD

このお祭り、本当はやってないっす!

放送したらまずいです!

と気づいてしまい、

オンエアの期日が迫っていて代案が立てられず

ディレクター
ディレクター

今さら企画の変更なんてできない!

このまま黙ってやっちゃえ!

と、プレッシャーに負けてこっそりオンエアしちゃったのだとすれば、かなり大きな問題。それは「やらせ」です。

好きでやらせをする人はいません。やらせが起こる原因は「プレッシャーに負けちゃう」という理由が大半を占めます。

面白い番組なので、そうでない事を信じたい・・・・・・

 

ちなみに、テレビにおける「やらせ」と「演出」の違いはコレです。
参考にしてみて下さい↓

テレビの「演出」と「やらせ」の違いとは。境界線をディレクターが解説
最近なぜか発覚しまくっているテレビの「やらせ問題」。テレビ業界における「演出」と「 やらせ」の境界線を、現役テレビディレクターの僕が正直に解説します。一般の人とは感覚が違うかもしれません。

 

 

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