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台風地震・災害時のテレビ報道。バラエティ班は何してる?

テレビ業界の真実

台風19号がまさに上陸する今、どの局も台風情報ばっかりです。

19時からはバラエティ番組も放送されていますが、L時型の画面で常に台風情報がわかるようになっています。(こんなやつ↓)

どこかの地域で緊急事態が起きた場合はすぐに報道特番に切り替わるでしょう。

こういった災害時は、報道班は24時間体制で人員を総動員して仕事にあたりますが、バラエティ班は一体何をしているのか?

実は、何もすることがありません!
(むなしい…)

おそらく今日予定していたロケはどの番組でも中止になったのではないでしょうか。僕は明日からロケの予定でしたが、明後日からに変更になりました。

ただし、その明後日のロケも今日の台風のせいでもし取材先に何かあったらロケどころではありません。

みんなの無事を祈りつつ台風がひたすら過ぎ去るのを待つしかないのです。

今回は天気予報で1週間くらい前から台風が来ること自体は分かっていたのでロケ日の変更など、事前に対策が取れましたが、大きな地震など突発的な災害が発生した場合は事情が変わります。

例えば、2011年の東日本大震災の時、

僕は函館の海岸沿いでロケ中だったのですが、

「震度4」くらいで特に街中に何の被害もなかったため、しばらくはロケを続けていました。

しかし、15分くらいするとパトカーがサイレンを鳴らしながら

「津波が来ます!今すぐ逃げてください」

と海岸線を走り回るようになりました。

僕ら制作陣は東京から来ていて津波の怖さなど当時はよく知らなかったのでロケを続けていたのですが、現地のカメラマンから

ロケを今すぐ中止した方が良い

というアドバイスを受け、渋々ロケを中断しました。

 

そして数時間後、

函館にも津波が押し寄せ市場などは浸水してしまいました。

取材先も浸水してしまい、その時のロケはお蔵入りになってしまいました。他のクルーは地震が来る2日前まで岩手県でロケをしていたのですが、それも、お蔵入りです。

基本、災害が起こった地域で行われたバラエティのロケはお蔵入りになります。

台風や地震の時は、我々バラエティ班にできることは何もなく、ボーッと大人しくしているしかないのです。

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