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私のおじさん最終回 ロケのテープを紛失したらどうなるのか?

テレビ業界の真実

『私のおじさん』もついに最終回。

見事、一ノ瀬さんの企画が通って
一ノ瀬さん演出の特番(帰ってきたヤッテミー)が実現しました。
違う番組に配属されてたヤッテミースタッフが全員集合です。

「企画を通した人が偉い」という事で全ての決定権が一ノ瀬さんに!

企画を通した人が「演出」になる

MCのキャスティング、衣装にロケ場所、細かい構成など、
演出である一ノ瀬さんが全ての最終判断をしなければなりません。

これは、現実でも同じ。

基本、企画を通した人は「演出」になれます。

でも、ADの企画だったり、実績のないディレクターの企画だったり、上の人間が思い切りがよくない場合は別の人が演出に立つこともあります。

今回は、思い切りの良い先輩たちの判断で
一ノ瀬さんが演出にしてもらえました。
さすがに現場の回しは千葉Dがやっていたようですが、
一ノ瀬さん、一年目なのにすごいなー。

(パウダーさんキャラ変しすぎ!別人じゃん)
だけど、一ノ瀬さん、やっちゃいました…

収録テープを、壊してしまうとは…

(ダイナミックにコケたね…)
これは、テレビにおいて絶対に起こってはいけないこと。
信じられない大きなミス…

ミスというより大事件です!

 

お前は死んでもいいけどテープは失くすな

僕が入社一年目の時に教えられたこと。

ディレクター
ディレクター

お前の命よりも大事なのはテープだから。

ディレクター
ディレクター

事故でお前は死んでもいいけど

テープは失くすな!

ブラック業界丸出しですが、
これは入社すると全ADが必ず教わること。

テレビ業界の常識です。

同じ画は二度と撮り直すことはできません。
収録テープは絶対に失くしては(壊しては)いけないのです。

この時の一ノ瀬さんの気持ち、どんな感じなんだろう…?
現実でこんな事件を起こしたADは二度と戻ってくることはないでしょう。

ドラマでは、泉Pが「大丈夫だから」とか言って
頭をポンポンしてなぜか感動のシーンになっていましたが
全然、大丈夫じゃありません!

現実は、こんなポップな感じには絶対なりません!

一ノ瀬さんには地獄のような罰が待ち受けているでしょう

(千葉Dまでなぜか優しい。)

(「めでたし!」じゃないと思う。)

何しろ、全テープ損壊だもんなー
全部撮り直すしかないし、タレントロケだったし。

正直、一ノ瀬さんがこの後
どうなるのか想像もつきません。

最近、人気俳優さんが事件を起こして
「映画の上映取りやめ」「代役で撮り直し」
みたいなニュースを聞きますが、

要は、それと同じことですね。

その賠償金額を見れば、
事態の深刻さがわかると思います。

ただ、

「ロケの素材を無くしてしまった」という事件は
なぜか5年に1回くらいは起こります。

一ノ瀬さんみたいに全テープ?を完全に破壊したというケースはさすがに聞きませんが、

AD
AD

10本のうち1本テープが無い!

AD
AD

まだデータ取り込んでないのに間違えて消しちゃいました…。

みたいな事件は、たまに起こります。

実は、僕もAD時代に一回やっちゃった事があります。

 

【恐怖】テープを失くすとどうなるのか?

僕がやってしまったのは、

スタジオで収録したテープのうちの1本を
編集前に間違えて消してしまった。

実は収録テープは使い回す場合があり、
僕のいた番組では、収録前に過去のテープをイレースしてから次の収録にのぞんでいました。

通常は「オンエアが終わった回」のテープをイレースするのですが、まだ編集中の収録回のテープを間違えて消してしまったのです。

しかも「本線」というメインのカメラが記録されたテープで、編集する上で一番重要なテープです。

しかし、大事であるがゆえに
本線には「本線予備」というもう1本全く同じテープが回っていました。

その予備テープのおかげで助かりましたが
番組をあげての大問題になり死ぬほど怒られました。

もし、予備のテープが無かったら…

おそらく、僕は今テレビ業界にいなかったでしょう。

ディレクター
ディレクター

たとえお前は死んでもテープは失くすな。

これはテレビマンにとって
「冗談」ではなく「本気」なのです。

(怖いですが、本当にこの文言で教わりました)

 

妖精のおじさんの正体とは?

てか結局、妖精のおじさんの正体ってわかってないよね?

結局なんなの?

なんで、困った人の前に現れるの?

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