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【崩壊】やばい特番に巻き込まれると大変なことになる件

テレビ業界の真実

バラエティ番組の場合、新番組がスタートする時、いきなりレギュラー放送になるわけではありません。2時間or3時間スペシャルをお試しで何回か放送し、視聴率が良かったらレギュラー放送になります。

単発で放送されるお試しのスペシャル番組、
それが『特番』 です。

特に、特番1回目の放送はまだ番組のフォーマットが決まっておらず、一から全てを考えなければならないので制作するのは根気と時間がかかります。

中には、迷走する特番もあります。

今回はそんな「やばい特番の特徴」「巻き込まれるとどうなるのか?」を解説したいと思います。

 

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やばい特番①マンパワーが足りない

特番は100%の確率で人手が足りなくなります。

企画がしっかりと決まっていないので、これから何人の人間が必要になるかも分からない状態だからです。

最初は3人くらいのディレクターで始まった番組が、5人になり、6人になり、新たに制作会社も追加され、最終的には10人くらいになっている。みたいな場合がほとんどです。

しかも、なぜか

ディレクター
ディレクター

あと2人はディレクター必要なんだけど…

くらいのところで人数集めが終了するので、召集された10人のディレクターで12人分の働きをすることになります。(プロデューサーも疲弊している)

ADも足りていない場合が100%です。
ディレクター1人にAD1人がつくのが理想なのですが、特番の場合は10人のディレクターにAD2人、みたいなことが普通です。

しかも、みんなレギュラー番組をやりながらの特番参加になるのでとにかく忙しい。

特番を作るのってめちゃくちゃ大変なのです。

そんな特番では、比較的自由に動ける僕らのようなフリーのディレクターが欠かせません。

 

やばい特番②制作費が足りない

「想定よりもたくさんの人が必要になった」
「想定よりもたくさんのロケが必要になった」
「想定よりもたくさんの追撮が必要になった」
「想定よりもたくさんの編集が必要になった」

というのが当たり前なので、特番は赤字になる事も多いです。

常に時間に追われているので

「高いけどカメラ勝手に発注しちゃった」
「高いけど勝手に資料映像発注しちゃった」
「高いけど勝手に美術品を買っちゃった」

など、

怒られるの覚悟でお金で解決しちゃう!というADが続出したりもします。

高い買い物の前にはプロデューサーに相談するのが普通なのですが、

AD
AD

どうせ相談しても

「ダメ!」って言われるし…

と思っているので、極限状態に忙しい時は無断で動くしかないのです。

 

やばい特番③企画がコロコロ変わる

特番は番組のカラーが決まっていないので、企画がどんどん変わります。

ロケ前日に構成がひっくり返り、
ロケ中に構成がひっくり返り、
編集中に構成がひっくり返り、

なんてことも普通にあります。

急な変更にも担当ディレクターは対応しなければなりません。

特に、演出だけでなく作家やチーフディレクターのチェックなどが必要な船頭が何人もいるような大型特番は、

作家のチェック(ロケ3日前)
 
直し
 
チーフディレクターのチェック(ロケ2日前)
 
直し
 
局の演出チェック(ロケ前日)
 
直し
 
大御所作家のチェック(ロケ中)
 
直し
 
局の演出の最終チェック

みたいに、一度にやれば終わるものを「何度もチェックする」という非効率的な慣習のもとに動かなければならない番組もあります。

特に大御所作家が演出より力を持っちゃうような番組はその傾向が強いです。

そういう番組に巻き込まれると、ディレクター陣は永遠に直し続けるという作業が必要になります。(ADも直しのたびにリサーチ&仕込み直しです)

 

まとめ

以上、やばい特番の特徴でした。

ちなみに、このタイプの特番の場合はとりあえず演出たちの意見を一回無視して、自分なりに面白いVTRを作って見せるとすんなり通ったりします。

企画が定まっていない分、
とりあえず面白ければ何でも良いのです。

ただし、危機察知能力が高いフリーのディレクター達は、こうしたやばそうな特番のオファーは断ります!よっぽど暇か、面白そうな番組じゃない限りは逃げた方が得なのです。

だって巻き込まれたくないもん!

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