APとは、プロデューサーの下位互換
AP(アシスタントプロデューサー)とは「プロデューサーの補佐役」であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
プロデューサーの補佐役なので、
・キャスティングを手伝う ・ロケでタレントのケアをする ・ADに清算を急かす ・ロケの時、技術を仕込む ・スタッフ全員の出勤数を管理する ・フリーのディレクターのシフトを組む ・・・etc
という、番組の全体管理が仕事であり、プロデューサーとやることは変りません。
プロデューサーがやらない仕事をAPがやる。という感じです。
場合によってはADの仕事を手伝うこともあります。
関連記事:プロデューサーの仕事とは?↓
ADとディレクターはつながっているようで、仕事が全くの別物なのですが、APの仕事は、ほぼプロデューサーの下位互換です。
ただ「偉いか偉くないか」の違いでしかありません。
APは女性が9割
最初からAPになる、という人はいなくて、
ほとんどの人がAD→APという手順を踏みます。
ディレクターへの道を諦めたADが、心機一転、プロデューサーを目指すためにAPに方向転換するパターンが多いです。とにかく女性が多いのも特徴です。
(たぶん9割は女性だと思う)
ただ「プロデューサーは男性が多い」ので
彼女たちは、いつの間にかどこかに消えてしまいます…。
(多分、結婚を機に退社してる?)
たまに、ディレクターがプロデューサーになる前にAPになる、
というパターンもあります。
プロデューサーと同じく「多くの人に気を使う」職業なので、
女性の方が向いてる仕事のような気もします。
『制作』『デスク』と呼ばれる人もいる
APの中には『制作』『デスク』と呼ばれる人もいます。
95%が女性であり、APの仕事の中でも特に『事務系』の仕事をやっている人たちです。
【制作進行】という謎の役職
APの中には『制作進行』と呼ばれ
ADとAPの仕事を同時にやるという謎の役職も存在します。
制作進行に関してはいずれ別記事で解説したいのですが、
実は僕もよく分かっていません…。(制作進行は、いない番組も多い)
たぶん、分類としては「AP」だと思いますが、
チーフADみたいな役割も果たすので、ひょっとしたらADなのかもしれない。
普通のAPやADよりは偉くて、ディレクターよりは偉くない、みたいなよく分からない立場の人です。
むしろ、よく分かってる業界人の方がいたら、教えてください!
(コメントもらえると助かりますm(_ _)m)
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コメント
制作進行をやってます
番組を円滑に進めるにあたり、すべての管理を行うので
めちゃくちゃ忙しいですが、私がいなくなったら崩壊するので
影の支配者みたいで私は好きです。
プロデューサーやディレクターを急かしたりする、唯一の立場なので、役職だけで言ったら、下位置ですが、わりと偉い立場だと思います。
制作進行さんは、スタッフがたくさんいるような
大型のゴールデン番組に多いですよね。
制作全体のスケジュール管理から
AD、ディレクターのスケ管理、編集・プレビューの日程調整など全てしてくれるので
影の支配者という言葉はとても合っていると思います。
いつもお世話になっておりますm(_ _)m