「ADは超激務で大変!」ってことは世間で知られているけれど、実はディレクターが一番大変!ってことは全く知られていない。
むしろ「ADに偉そうに無茶振りする人」みたいなイメージがあったりする…。
違いますよ!
「世間に正しい認識を持ってもらおう」という建前で日頃の愚痴をこぼすだけの何の生産性もないコーナー第2弾!
(読んでも何も得られるものはありません)
(第1弾「ダメなADが下につくと大変」はコチラ↓)
ディレクターの責任「面白くすること」
ディレクターの責任は1つしかありません。
「番組を面白くすること」
これのみ。ですが、これが一番大変です!
面白くなかったら、いい大人なのに怒られますし、罵倒されますし、干されますし、クビになります。(フリーの場合は特に)
そんなディレクターたちが評価される場が「プレビュー」です。
いわゆる「試写会」です。
プレビューではお偉いさんたちから容赦ない罵声が浴びせられます。
【罵声の例】
「つまらない!」
「何で、この画を撮ってねぇんだ!」
「つなぎが雑!」
「もっと面白い構成考えろ!」
「テロップ見づらい!」
「センスない!」
プレビューで失敗してめちゃくちゃ怒られることを「バキ打ち」と言いますが、バキ打ちされたディレクターは精神的に大きなダメージを負います。
逆に
「面白い!」 「画が強い!」 「さすが!」 「よくこの展開思いついたね」 「持ってるね!」 「天才だね!」
とか言われると、ディレクターはウキウキして普段無口な人でも饒舌になります。
まさに、天国と地獄。
なので、プレビューに向けてディレクターは用意周到に準備を行います。
何度も構成を考え、
台本を何度も練り直し、
ロケのシミュレーションをしつつ、
本番も汗かいて頑張って、
徹夜で編集をして、
全力を持ってプレビューに臨むのです。
その途中でADがサボったり、
寝てたり、
仕込みが全然ダメだったり、
働き方改革で休んだり、
いつの間にか辞めたりしても
あとは、現場で何とかしてくださーい!
とか言われたら、
ディレクターが何とかしないといけません。
APが組んだ編集のスケジュールがめちゃくちゃでも、
ハコ(編集所)がそこしか空いてないんです!
よろしくお願いしまーす!
とか言われたら
ディレクターが何とかするしかありません。
(これはよくある)
プロデューサーがタレントのブッキングをミスっても
あのタレント出演ダメだった。
別の方法考えて!よろしくね〜。
とか言われたら
ディレクターが別の方法を考えないといけません。
最終的に全てのケツを拭くのはディレクターであり、ディレクターが何とかするしかないのです。
ディレクターは「番組の質」においてサボることができません。
だから、ディレクターが一番大変なのです。
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