エロ、犯罪者、残虐なシーンはバラエティ番組で扱えないことはご存知だと思います。(報道やドキュメンタリーでは判断が変わる場合あり)
『ギルガメッシュナイト』や『トゥナイト2』などは今の時代では放送できません。
実は、その他にも昔はテレビでやっていたのに、今ではテレビで取り扱えなくなった事がたくさんあります。
え?これもダメなの?
という代表的な例を4つ、ご紹介します。
未成年の喫煙・飲酒シーン
今のテレビでは、めちゃくちゃ悪いヤンキーが出てきてもタバコを吸わないし、酒も飲みません。
ドラマのワンシーンとしてはもちろん、コントの設定としても使いづらくなっています。
できるとしたら映画くらいかなぁ。
でも、あんまり見ないですよね。
大人でも喫煙シーンは敬遠される傾向があり、特に「路上喫煙」してる人は使えないので、実は街頭インタビューでも喫煙してる人には話しかけないように気をつけています。(自治体の規制が厳しくなってるため)
水曜日のダウンタウンで、あかつさんがよくタバコを吸っていますが、合法的な「喫煙スペース」でないとオンエアでは使えません。
(ちゃんと喫煙スペースで吸ってる↓)
「飲酒」に関しては、大人であればOKですが『一気飲み』は完全にNGです。
すいか割り
夏のビーチでの楽しい行事「すいか割り」はテレビでは使えません。
目隠しをした人が右往左往する様子を見て、
目が不自由な人を笑うのか?
けしからん!
と感じてしまう、感性が鋭すぎる人がいるそうです。
クロちゃんが目隠しをして知らない場所に連れて行かれるのはOKなのに…。
偏った目線を持つ人が世の中にはいるんですね〜。
そんなワケわからん主張に屈してしまうテレビもテレビですが、
とにかくテレビでは使えないのです。
同じ理由でお正月の風物詩、「福笑い」もダメになりました。
でも先日、鉄腕DASHで嵐がすいか割りを楽しんでいたので、日テレならまだ大丈夫なのかも?
食べ物を捨てる(残す)
食べ物を粗末にしちゃダメ!
という理由で、食べ物を捨てたり残したりしていると批判が来ることがあります。
さすがに捨てるようなシチュエーションはまず無いですが、デカ盛りグルメを紹介するような番組では大量に残してしまう時もあります。
たくさん残してしまったようなカットはできるだけ使わないようにしています。
『残した』部分を放送せざるをえないときは「※スタッフが美味しく頂きました」なんて注意書きを入れたりします。(実際は食べていなくても表示します。)
逆に「断食」や「ダイエット」も注意が必要です。
「食べない」ことを番組が勧めるような見え方になると、それを鵜呑みにした視聴者が「食べない」ことで体調が悪化したりなんかしたら番組の責任にされかねないからです。
全て自己責任なんですけどね。と言ってもクレーマーには通じません。
使えない「言葉」
テレビでは自主規制している言葉がたくさんあります。いわゆる「放送禁止用語」ってやつをいくつか紹介します。
身体の障害や病気に関する言葉
ぎっちょ、がちゃ目、めくら、あかず、キ◯ガイ、びっこ、つんぼ、片手落ち、ガイジ、痴呆、知恵遅れ、など。
職業差別につながるような言葉
八百屋、土方、百姓、板前、炭鉱夫、乞食など。
女性蔑視と言われる言葉
スチュワーデス、看護婦など。
(キャビンアテンダント、看護士と表現します)
人種差別につながる言葉
チョン、支那(支那そばもダメ)、インディアン、黒んぼ、合いの子 など。
この騒動以降、顔を黒塗りする事も自粛です↓
テレビはいろんな人が見てるので、いろんな事にセンシティブになっており、腫れ物に触るような感覚で作ってます。
テレビはあらゆる規制の中で、作っているのです。
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