ポツンと一軒家がイッテQに勝つ続けている理由がついに判明しました!
ちなみに、この前(9月17日)の視聴率は、
ポツンと一軒家 17.8%
イッテQ 13.2%
今年の2月くらいからポツンと一軒家がずーっと勝ち続けており、むしろ、その差は開いているように感じます。
完全にイッテQを超えました。
ポツンと一軒家は構成が毎回同じです。
①スタッフが衛星写真を頼りに、近くの集落で聞き込み
②地元民から有力な情報を得る
③たどり着くのが大変!
④たどり着いたら家の住民の生活を見せてもらう
⑤「なぜ、ポツンと一軒家で暮らすのか?」が紐解かれる
だいたい、これ。
もちろん、住人のキャラや暮らしぶりは毎回変わるのですが、劇的に変わるわけでは無い。
イッテQの方が画が強いし、いろんな所に行っている。
ポツンと一軒家の山奥のドローン映像はキレイだけど、
イッテQの世界の絶景の方がすごい気がする。
でも、イッテQに勝っていることは事実です。
何か理由があるはず…?
超人気番組のイッテQが負け続けることはテレビ業界としては異常事態なので、当然ネット記事ではいろんな分析がされています。
ネット記事によると、
『ポツンと一軒家』躍進の主な理由は次の通りです。
・高齢者憧れのアフターライフを体験できる ・「人」に焦点を当てた人生ドラマがウケてる ・ドキュメンタリーチックでガチな演出 ・イッテQのやらせ疑惑の影響 ・ポツンと一軒家、というそのままのタイトルが良い
最後の理由以外は納得がいくように思えますが、
実は他にも決定的な理由があります。
ポツンと一軒家が勝てる理由は「国内」だから
ポツンと一軒家とイッテQは、どちらも視聴者が簡単には行くことができない地域をフューチャーした番組です。
ただし、ポツンと一軒家は国内を。
イッテQは海外を旅している、という点で決定的に違います。
視聴者に引きがあるのは「海外」のような気もしますが、実は、視聴者が今見たいのは「国内」なんです。
なぜなら、
視聴者が「貧乏」だからです。
日本経済が衰退しているからです!
というのも、
ポツンと一軒家を見ているのは年配層中心。
イッテQを見ているのは若年層中心です。
ご存知のように、若者のテレビ離れが進む中で「どんどんテレビの視聴者の中心は高齢者」になっています。
そして、テレビの中心を担う高齢者たちが、海外よりも国内に関心を持っているのです!
法務省の統計データによると、
2018年の、日本人の出国者数は1895万4031人。
過去最高を記録しています。
ただし、JTBの調査によると、
高齢者の海外旅行者数は減少傾向にあります。
(参考記事↓)
記事によると、
海外旅行の増加を牽引しているのは、20代の女性を中心とした若者層。まさにイッテQを見ている層です。
しかし、年配層に目を向けて見ると、
団塊世代の半分が海外旅行をすでに卒業。
高齢者が海外旅行に行かなくなってきているのです。
つまり、日本人の海外旅行者の総数はゆっくり増え続けているようですが、高齢者だけは減っているのです!
なぜ、高齢者が海外旅行に行きたく無いのかというと、
「金銭的な余裕がないから」 「体調不良や体力の衰えを感じ始めたから」 「旅行の計画を立てるのが億劫になった」
ということらしい(↓下の表を参照)
つまり、今のシニア世代は「お金に余裕がない」上に、「体力が衰えてきて旅行に行く気力がない」のです。
世界に行って知らないお祭りに参加したり、骨折するかもしれない奇抜なイベントに参加するよりも、お金をかけずに日本でゆっくりのんびり暮らしたいのです。
その部分の共感具合が、ポツンと一軒家の方が上なんだと思います。
【結論】
ポツンと一軒家がイッテQに勝ち続ける理由は2つ。
「歳を取ると旅行に行くのが面倒になる」
という結論に至りました。
偉そうにもったいぶった割には、大した結論じゃなかったのですが、多分、これは真実です。
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