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テレビADの仕事内容、給料、待遇、生態、私生活、ディレクターになる方法などなど、テレビ業界を目指す就活生・全ての現役ADに捧げる、ココだけの秘密の話…!

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フリーランスのTVディレクターのギャラ相場・年収を大暴露【2021年版】

ディレクターの真実

フリーのディレクターって本当に稼げるの?

という疑問にお答えするために、

フリーランスのテレビディレクターのギャラ・年収を大暴露します!

『年収1000万円』というのがひとつの基準だと思いますが、フリーになれば可能です。

※以下の基準は、僕が持っている大体の感覚です。
※もちろん番組や仕事内容によって全然違います。
※東京の地上波番組の場合に限ります。

フリーのギャラは「放送1回ごと」に支払われる

テレビ局員や制作会社の人間は毎月のお給料(いわゆる月給)で対価が支払われていますが、フリーランスは違います。テレビの場合は『放送1本ごとにいくら』という形でギャラが支払われます。稼働日数や実働時間などは関係ありません。なので、

あれだけしんどい思いをしたのに、ギャラこれだけかよ!

みたいな事がよく発生します(泣)

なるべくカロリーが低いけれど報酬を多く貰える仕事を見つけるのがフリーの使命。しかし現実は、時給に直すと高校生のバイト並の値段になってしまうことがほとんどです(特に最初のうちは)。
慣れてくれば「割の良い仕事と悪い仕事」の区別がつくようになるので、それまでは必死に働きましょう。以下、僕が思う大体の相場を記述します。

15分のサブ出しVTRで20〜30万円くらい

企画にもよりますが、15分のサブだしVTRのギャラがだいたい20〜30万円くらいです。それより低いと「安いな」と思うし、高ければ「おいしいな」と思います。

スタジオの本編編集 1時間で30〜50万円

スタジオの本編編集、1時間番組だと30〜50万円くらい。
(ちょっと幅広い)

中には『スタジオ収録には行かずに尺出しのオフラインだけ』という場合もあって、そのパターンだと半分くらいです。

 

ゴールデンの方がギャラが良いのか?

AP

ゴールデンの方が予算が多くてギャラが高い!

と思われがちですが、個人的な印象では大して変わりません。

ゴールデンだろうが深夜だろうが、我々フリーのギャラはほぼ一緒です。

制作費自体が削減されまくっている、という事情もありますが、もし予算が大幅に浮いたとしても、それは「テレビ局や制作会社の儲け」になるだけで我々に還元されることはありません。

プロデューサー
プロデューサー

儲かったからディレクターに還元しよう!

という気概のあるプロデューサーは、ほとんどいないです。

 

年収1000万円を目指すなら

大雑把にいうと、

月3本くらいのペースで仕事をすれば年収1000万円

という感じですかね。

最初のうちはサブ出しの仕事が多いと思うので、月3本ペースでサブ出しを作って行けば、1000万円いきます。

月3本のサブ出しって結構大変だと思うので、効率よく働かないといけません。休みもほとんど取れないと思います。本編の仕事をゲットできれば効率がよくなります。

 

月1本撮れば、生活はできる。

ディレクター
ディレクター

僕は生活費さえ稼げればOKです!

という人であれば、

月1本のサブ出しのレギュラーを持っていれば、生活はできると思います。(月収20〜30万円)

僕の場合は、

・月1本のレギュラー(1時間)
・2か月に1本のサブ出し(10分くらい)
・ちょいちょい特番

だいたい月に1〜2本くらいの仕事をこなして年収700万円くらいです。

ギュッとすれば週に3〜5日くらいしか働いてないので
最低でも週に2日以上は休めています。

レギュラーをここに1本増やせば1000万超えると思うのですが、死ぬほど忙しくなりそうなイメージです。僕の場合、休みが欲しいしブログも書きたいしYouTubeもやりたいのでこれ以上は働けません。

 

効率よく稼ぐなら「本編(尺だし)」の仕事

サブ出しよりも本編の方が拘束時間や労力が圧倒的に少ないのはテレビマンならご存知の通り。

効率よく稼ぎたいなら本編の仕事を取ることをオススメします。

ただ、若手のうちはロケに出なければならない風習があるので、最初のうちは難しいかもしれません。

僕もまだ若手の部類なのでロケに出ていますが、
今は本編の仕事も入ってきて、フリーに成り立ての5年前に比べればだいぶ楽になりました。

 

個人のフリーでの最高は2000万円

おそらく個人のフリーでの最高は

・ギャラが十分に高くて
・めちゃくちゃ効率よく
・休みなく働いた場合、

年収2000万円くらいです。

僕が知ってるフリーの最高年収は2000万円。

ただし、そのディレクターの場合は、
入ってきた仕事を知り合いのディレクターに振り分けたり、たまにロケをADに押し付けてサボったりしながらギリギリのラインで働いているので、個人的にはあまりオススメしない働き方です。(いつ問題が起きてもおかしくない)

 

まとめ

もしこれからフリーのテレビディレクターになろうとしている人がいたら

・生活するだけなら月1本
・年収1000万円なら月3本
・効率よく立ち回れば最高年収2000万円

というのが個人の年収の目安ですかね。

それ以上のお金をテレビで稼ぎたい人は、チームを作るか、制作会社を立ち上げるしかないと思います。

仕事内容や実働時間など、もう少し詳しくギャラの相場を知りたい方はこちらに書いてます↓

フリーのディレクターのギャラ相場は?【2021年版】
フリーランスのテレビディレクターである僕のギャラを公開します。独立したばかりの時はフリーのギャラ相場って分からないと思うので、参考になればうれしいです。やっていくうちに「自分のギャラが高いか?低いか?」がなんとなく分かってきます。

 

その他、芸能界の裏側、AD・ディレクター・プロデューサーの実態を暴露する僕のYouTubeチャンネル『ぼやきDのテレビの話』の方でもたくさんの話をしています。ぜひチェックよろしくお願いします!

ぼやきDのテレビの話
現役テレビディレクター(業界歴14年目)が芸能界の裏話、AD・ディレクター・プロデューサーの実態、TVの面白さなどを発信しているチャンネルです。普段は東京でバラエティ番組を作ってます。日本一のテレビ業界ブログ『現役テレビディレクターのぼやきブログ』も運営していますのでそちらもぜひ!テレビに関する質問にはコメント欄やtw...

 

コメント

  1. ぼやきDぼやきD より:

    個人なら、テレビをやりながらYouTubeもやるのが最強です

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