あらゆるバラエティ番組でやっている「街頭インタビュー」
渋谷や新橋、銀座に行くと毎日のように街頭インタビューをやっているのですが、その場所はどうやって選ばれているのでしょうか?
今回は「街頭インタビューの場所は何を基準に選定されるのか?」について解説します。
場所を決めるための5つのポイント
インタビューの内容によって撮影場所が決まるのですが、
基本的には
①人口 ②年齢層 ③職種(キャラ) ④生活水準 ⑤世間のイメージ
の5つを考えて場所を選定します。
①人口
街頭インタビューは
「人が多い場所」でやることが鉄則。
なぜなら「数が打てる」からです。
都内の街頭インタビューでは断られることが多いので「数が打てる」というのは非常に重要な要素です。
僕の感覚では「半分くらいの人」には断られます。
しかも、回答してくれる人の中から
「面白いコメント」
「芯食ったコメント」
が撮れるまでは帰れないので、人が少ない街でやると苦労します。
なので、人が勝手に湧いてくる新橋や渋谷のスクランブル交差点では、毎日のように何かしらの番組がインタビューをしています。
この前の日曜に渋谷に行ったら5番組が同時にインタビューしていました。
「テレビに出たい」という人は渋谷のハチ公周辺に行って、さりげなくウロウロしていれば声をかけられるかもしれません。
②年齢層
若者なら「渋谷」
イマドキのJKなら「原宿」
マダムなら「銀座」
お年寄りなら「巣鴨」
というように、
「ターゲットにしたい年齢層」が決まっている場合は、その年齢層がたくさん集まりそうな場所で撮影します。
「幅広い年齢層」に一気にインタビューしたい場合は
銀座か上野か浅草が個人的にはオススメです。
③職種(キャラ)
単純な「年齢層」だけじゃなく、
職種やキャラでターゲットを絞るときもあります。
サラリーマンなら「新橋」
OLなら「丸の内・有楽町」
外国人観光客なら「浅草」
オタクなら「秋葉原」
キャバ嬢なら「六本木」
しょぼくれた酔っ払いなら「新宿」「錦糸町」
チャラチャラしたアホそうな学生なら「渋谷」
落ち着いた若者なら「表参道」
うるさいアホな若者の酔っ払いなら「渋谷」
うるさいアホな年配の酔っ払いなら「錦糸町」
落ち着いた大人の酔っ払いなら「恵比寿・代官山」
ファミリー層なら「二子玉川」
風俗好きなら「五反田」「鶯谷」
埼玉県民なら「池袋」
夢を追ってるサブカルな若者なら「中野・下北沢」
大企業の社長を探すなら「銀座」
ベンチャーの社長を探すなら「六本木」
自意識過剰なマダムなら「自由が丘」
あげるとキリがないですが要するにこんな感じです。
④生活水準
インタビューする人の経済的なふところ事情によってターゲットを絞りたい時があります。
金持ちなら「銀座」
中間層ならサラリーマンの多い「新橋」
貧乏人なら「錦糸町」「小岩」(下町中心)
みたいな感じですね。
⑤世間のイメージ
①から④まで見てもらったら気づくかもしれませんが、
テレビのインタビューでは「ステレオタイプなイメージ」でインタビュー場所を選定することが多いです。
なんか、発想が安易だなぁ。
と思うかもしれませんが、
「安易に発想する」というのが重要だったりします。
例えば、今流行りの「タピオカミルクティーのインタビューを撮る」となった時、
若者が飲むものだから、渋谷だな
みたいに、誰でも1秒で思いつくような場所でやるのが重要だったりします。
なぜならそれが「世間のイメージ」だからです。
タピオカミルクティーの話をするのに巣鴨でインタビューしていたら、おそらく番組視聴者も
んん?タピオカの話でなぜ巣鴨なの?
と、違和感を感じてしまうと思います。
世間のイメージ通りの場所でインタビューをすることで、視聴者たちもすんなりとVTRに入って行くことができるのです。
とにかく、
「ステレオタイプな世間のイメージ」
を意識しているのがテレビなのです。
関連記事:街頭インタビューを受けるためにはどうすればイイのか?
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