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チャンネルはそのまま 第4話 テレビディレクターの感想あらすじレビュー【企画がパクられる・視聴率が全て】

チャンネルはそのまま

かなり面白いドラマです!
今回はももクロの百田夏菜子さんもゲスト出演していました。

前回、蒲原代表(大泉洋さん)が国からの助成金の不正使用で捕まってしまったため、事態が急変します。

①山根くん飛ばされたんかい!
②ONを撮れ(街頭インタビュー)
③企画をパクられるのは普通!
④視聴率が全て
⑤ラーメンは数字が取れる?
⑥1時間枠よりも2時間枠

ひとつずつ解説していきます。

①山根くん飛ばされたんかい!

前回(第3話)の解説でも書きましたが、山根くんのやったことはミスかもしれませんが不可抗力だと思うので、飛ばさなくてもいいと思うのだが…。

報道部長は「今回の件と異動は関係ない」とか言ってたけど、
絶対関係あるじゃん!

でも『情報部に異動』ってことは制作に携われるってことなので、よかったよかった。普通は営業とか人事とか全く別の部署に飛ばされるもんだけどね。

 

②ONを撮れ(街頭インタビュー)

雪丸さんが事件の現場に取材に行く前に、デスクから「ONをしっかり撮ってこいよ!」と注意されていましたが、


(なんの事件の取材なんだ?これは?笑)

ONを撮れ】
→インタビューを押さえて来い、という意味

ロケでこの部分がしっかり聞けていないと、
もう一度撮りに行くハメになるので、要注意です。

 

③企画をパクられるのは普通!

ひぐまテレビで始まった新企画「収納キング」。

これを見てHHTVの人たちは「収納ドクターのパクリだ!でもキングがイケメン!」と、企画をパクられたことを嘆いていました↓

同じような企画を違うテレビ局が放送することはよくあります。

というか、ほとんどの企画は過去に放送された企画の焼き直しのようなものです。これに文句を言っていたらトーク番組もクイズ番組も旅番組も音楽番組も、ほとんどの番組がなくなってしまいます。

ちょっとだけやり方を変えたり
見せ方を変えたり、
撮り方を変えたり、
切り口を変えると、

違った番組に見えるのです。

ひぐまテレビのように、やり方をしっかり工夫して、より視聴者にウケるよう改良すれば、元の番組より人気になることはテレビでは普通にあることです。

パクったとしても
面白くした方が勝ちなのです!

 

④視聴率が全て


テレビ局は視聴率が全てです。

編成局長が「キー局は視聴率が全てだ!ローカルはぬるい!」なんて怒っていましたが、ローカルだろうがキー局だろうが、視聴率が全てなのに変わりありません。

ただ、この視聴率が非常に厄介で、テレビは今の時代になってもまだ
リアルタイムの視聴率しか指標がありません。

偉い人

世帯視聴率から個人視聴率へ!
録画率も測定しよう!

とか何とか言っていますが、結局「リアルタイム」の指標から抜け出さない限り、テレビはこの先も衰退していくでしょう。

(ネットvsテレビの関係はこちらの記事を参照↓)

【統計で見るテレビの危機①】ネットの広告費が急成長。テレビは減少
統計で見るテレビの危機の第1弾。テーマは『広告費』。2018年の日本の広告費の総計は6兆5300億円。その内テレビは1兆9123億円。インターネットは1兆7589億円。ネットの広告費が急成長する中、テレビは減少し続けています。

 

しかし、現状は「視聴率が全て」であることは事実なので、編成局長に「ひぐまの『絶対1番テレビ』と、どうしてこんなに差がつくんだ!?」

と、詰め寄られた情報部長が「根拠ばかり考えていては面白い番組なんか作れませんよ!」

なんて反論していましたが、

面白い番組作りには
しっかりと「根拠」を考えることが重要です。

情報部長、もっとしっかりして欲しい。

YouTubeのように
「年齢、性別、国籍、見た時間帯、視聴維持率、見た回数」など

細かいデータが分かるシステムを導入すれば、テレビももっとしっかり分析できるのになぁ。

視聴率が低い番組は打ち切りになる!

さて、今回ひぐまテレビに対抗して

視聴率の強化週間で平均1.8%視聴率を上げないと打ち切り(現在は平均6.2%とのこと)という厳しいお達しが出ました。

正直、相当厳しい数字です。というか、現実的じゃないので目標にもなりません。

案の定、目標を達成できずに『キラキラ情報局』は打ち切りとなってしまいました。

 

⑤ラーメンは数字が取れる?


確かにそう言われていますが、これはテレビ業界における都市伝説のようなものであり、もちろんコケることもあります。
ただ、間違いなく「グルメ」というジャンルは視聴率を取る傾向があり、

ラーメン・ステーキ(肉)・鍋

これは鉄板と言われています。

夕方の情報番組やゴールデンで
グルメ特集が頻繁に出てくるのはそのためです。

ちなみに、小倉部長が提案した『デパ地下グルメ』も超鉄板ネタです。美味しそうなグルメがたくさん並んでますからね。

 

⑥1時間枠より2時間枠

『キラキラ情報局』は打ち切りになりましたが、その後番組として、報道・情報・スポーツ・バラエティ番組を合体した大型新番組『夕方ビッグバン』が立ち上がりました(すごいネーミング)。

ライバルのひぐまテレビはこれを見て

「あいつらにしちゃ名案だ」
「枠と枠がつながることで番組の間に視聴者が逃げなくなる」
と言っていました。

「枠と枠」つまり「番組と番組」の間には必ずCMが入ります。

CMが入ると多くの視聴者がザッピングを始めるので、チャンネルを変えられるリスクが高く、視聴率が大きく下がってしまうのです!

例えば、番組中は10%だった番組も、
CMに入った瞬間に6〜8%くらいに必ず下がってしまいます。
おそらく『キラキラ情報局』では部分にCMが入っていると思われます。

そして、下がった分の視聴率は他局に奪われてしまうのです。

そのため

ディレクター

CMをどこに入れようか?

というのは、テレビマンにとって常につきまとう永遠の課題なのです。

 

なぜ、夕方ビッグバンは「名案」なのか?

これはひぐまテレビの鹿島さんが言っていたことが全てです。

「枠がつながることで番組と番組の間で視聴者が逃げなくなる」
『夕方ビッグバン』は4時間という長時間番組のため単純に「枠」の数が少なくなります。

新聞のラテ欄を見てみると↓
『夕方ビッグバン』の放送は15時〜19時。

ひぐまテレビはこの4時間の間に

『華麗な吹雪くん!』
『絶対一番テレビ』
『一番ニュースタイム』
『あなた一番時間』

の4つの番組が放送されます。

それぞれの番組のまたぎの時間帯には必ずCMが入ることが予想されるので、『夕方ビッグバン』は、その時間帯にあえて強いコンテンツを狙い撃ちすることで、たくさんの視聴者を他局から奪い取ることができるのです。

なおかつ、

こちらはCM入りの時間を予想されることはなく、
視聴者が逃げるリスクを少なくする事ができるのです。

通常1時間の番組が
定期的に2時間SP、3時間SPを放送したり、

「深イイ&しゃべくり合体SP」
「ケンミンSHOW&ダウンタウンDX合体SP」

のように、続きの1時間番組の合体スペシャルが放送されるのは、番組またぎのCMを無くそうとするための方法です。

夕方ビッグバン作戦はうまくいくのか?

第5話以降に結果が出てくると思います↓

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テレビディレクターによるチャンネルはそのまま 最終回のあらすじ&感想です。今回は「マスターカット」「カット割り」「信頼されているディレクター」などを解説します。出演:芳根京子、大泉洋など

 

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