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最底辺のテレビADだから身につく最強スキル「己の限界が分かる」

テレビ業界の真実

テレビADは最底辺。
ゆえに「己の限界(キャパシティ)」がわかる

ADの仕事は大変ですが、誰でもできる職業です。特別なスキルはいらないですし身につくこともありません。誰でもできるがゆえに低賃金で働き方がブラック。いわば最底辺の職業です。

しかも潰しが一切きかないので、辞めてしまったらそこでおしまい…。

AD

・・・💧

しかし、たった1つだけ他業種では身につかないスキルがあります。それは「己の限界が分かる」というスキルです。

 

ADをやっていると年に1〜2回「マジでヤバい」期間が訪れます。

AD

絶対キャパオーバーなんですけど…

無茶ぶりというか何というか、一人で抱えることのできない仕事を一人でやらなければならない時があります。

AD

絶対間に合わないんですけど…

(プロデューサー、無理っす)

プロデューサー

人がいないんだよ、ごめんね〜。

あともうちょっと頑張って〜。

じゃあ、よろしく〜。

何日間も寝ないで働いて、それでも間に合わない…
という仕事をやらなければならない時があります。

AD

あっ、限界だ。死んじゃかも

と思う瞬間があります。

 

そんな時に「己の限界」が見えるのです。

 

ADをしていると精神的にも体力的にも信じられないほど追い込まれる時が必ずやって来ます。その時に逃げずに限界に立ち向かってみてはどうでしょう??

どんなにきつくても「全力で」立ち向かってみてはどうでしょう??

この「全力」というのは生半可な気持ちじゃダメで
本当に本当に「全力」じゃないとダメ!

120%出し切った上で、最終的にどうにもならなかった所は結局、周りの人が助けてくれたり、ディレクターが妥協したり、企画が台無しになったり、オンエアの内容が変更されたり、まあ最終的には何とかなります。

そうして「己のキャパシティの限界」を知ることができるのです。

これこそ、ADじゃないと身につかない最強のスキル!
他の仕事(業種)ではココまで追い詰められることはありません。

AD

いや〜、やっぱ無理でした。

すみませーーん!笑

て、後でめちゃくちゃ謝れば良いのです。謝って済むのがADの特権!最終的な責任はディレクターやプロデューサーにあるので気にする必要ありません。逆に、責任のないADのうちに経験しといた方が良いスキルなのです。

その時はめちゃくちゃになって凹むかもしれませんが限界を知った経験はのちに死ぬほど生きてきます。

その後、同じように「ヤバい日」が訪れても、

AD

あの時の状況に比べたら…まだ余裕だな

と、思えるようになるのです。

極限状態への耐性ができるのです。

これってマジで最強のスキルです!

ちなみに、僕がAD時代にキャパシティの限界を味わった経験は2回あるのですが、そのうちの一つが「5日間一睡もせずに働いた再現ロケ」です↓

【衝撃実話】AD時代のブラックな激務を自慢しよう!
僕のAD時代のブラックな激務を自慢するコーナーです。①連勤日数②家に帰れなかった日数③連続徹夜だった日数④ディレクターに殴られた回数、を発表します。働き方改革が発動される前の話です。

この時はマジできつかったですが、おそらく、これからの人生であれだけ追い詰められることは二度と無いと思います。

極限状態への耐性ができると不思議な自信に満ち溢れてきます。

死ぬほどの経験をするとものすごくパワーアップする。
サイヤ人と同じ理論ですね。

 

AD時代は、そんな「人生最悪の日」を経験できる貴重な期間です。最悪な状況に飛び込んで生き残った経験を持つADは最強です。(精神論ですみません!)

ちなみに、己の限界を知ると「自分のキャパを想定して仕事をする」ことができるので、振られた仕事を自分の能力と相談しながら逆算してこなしていくことができます。

 

あっ!!

 

でも、働き方改革があるから
今後は極限状態になるような働き方は無くなると思われます!!

そうなると、ますますADという職業の価値がなくなってしまう…。

 

 

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