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人材流出!テレビを辞めてネット動画に転職するADたち

テレビ業界の真実

今、テレビ業界を辞めて
ネット動画の世界へ流れるADたちが増えています。

といっても、アマゾンプライムとかAbemaTVではありません。あれはテレビです。

ここで言うネット動画とは、アプリで見られる企業広告とかYouTubeとかIT系、ゲーム会社などが配信してるような番組のことです。

どんどん人材がネット動画へ流出してます!

特に辞めてしまうのが、歴4年以上の「ベテランAD

本人の自由なので好きにしたら良いと思うけど

残念なことに

AD

ネット動画が大好きで

ぜひ作りたいんです!

という前向きな理由で転職するADは、ほとんどいません。

・ディレクターになれないから
・テレビより楽そうだから
・もう疲れたから

という理由で辞めてしまうのがほどんど。

個人的にはその転職はオススメしません。

ネット動画の中に明確な目標があるならOKですが、
「とりあえず動画制作の経験あるしネット動画なら作れるかも」みたいな後ろ向きな理由で転職しようとしているADさんたちにいくつか有用な情報を!

実際に転職したADたちから聞いた話や僕がネット動画を作った時の経験などをふまえつつ

「ネット動画に転職するのはお得なのか?」を解説します。(ネット動画制作に興味がある人への情報にもどうぞ)

 

①給料について

大手企業(特にIT系)に転職できれば増えます!
(ただし正社員に限る)

Youtubeに自社チャンネルを持ってるような会社だと、むしろ毎日配信しないといけないのでテレビ並みに忙しい。

あるADは、転職してすぐなのに月30万円以上もらっているらしい!

たった30万円?

と思うかもしれませんが、ADのうちから30万円も貰える会社はありません。

しかも、ブラックな制作会社と違って社保完備であり、有給も取れるし家賃補助が出る会社もあります。

給料面に関しては圧倒的に便利になるでしょう。

YouTuberの編集代行のような仕事は注意!

しかし、怖いのは自社チャンネルを持つわけではなく
Youtuberの手伝いを専門にしているような会社。

「あるYoutuberの企画・編集やってます。あまり有名な人じゃないけどね」みたいな会社だと、月20〜25万円くらい。今の給料とそんなに変わらないです。

 

②将来性について

これは、僕の見解になってしまいますが

ネット動画の世界は比較的新しい分野で
これからもっと市場が伸びて行くのは確実です。

実際、制作会社に外注がきたり僕たちフリーにバンバン依頼がきています。

 

③即戦力になれる!

テレビの世界で働いていた人材はやはり貴重らしい。

しかも、一般的なベテランADであれば企画構成・ロケ・編集(配信)まで、その辺の人よりは基本的な流れを抑えていると思うので、おそらく即戦力になれるでしょう。

いきなり何百万という予算がついた番組の演出を任される場合もあります。

テレビの世界では、ある程度実力があるADでもその力を発揮する機会さえ与えられない場合があります。(AD不足でなかなかディレクターにさせてもらえない)

その点、ネットでは即戦力になれる可能性が高く、若くても活躍できるのは大きな魅力だと思われます。

この点では、転職した方がいいかもしれない

 

④結局ネットにも規制はかかる

「ネットは自由だ!」と思われがちですが、僕の印象ではテレビ番組に比べるとできることが少なくなります。

「攻めた企画ができる!」というネット最大の優位性はそんなに感じられません。

結局、企業がスポンサーについているとコンプライアンスが発動するんですよね(それでもテレビよりはマシですが

Youtubeも規制が厳しくなってきてるし
(結局マスメディアになると規制が入っちゃう。)

また、「テレビなら撮影OK」の場所でも、得体の知れないネット番組だと「撮影NG」になる場合があります。

『テレビ』というブランドはまだまだ大きい印象はあります。

その上、テレビに比べると予算は少なくなるので、どうしてもスケールダウンしてしまう。規制が緩和される時代が来るといいのだが

 

⑤楽しいか?楽しくないか?

一番重要なのはここだと思います。

『そのネット動画、作ってて本当に楽しいの?』

というのをしっかり考えた方が良いです。

わけのわからないYouTuberの動画担当になってもしょうがないので「ネットの方が楽そうだから」という安易な理由では絶対転職しない方が良いです。

それでも、ネット動画に転職したAD3人のうち2人は「辞めて良かった。今は楽しい」と言っているので、やはり転職先によるのかなぁ。

 

⑥結論「就職はするな!」フリーになるかYoutuberになれ!

実はこれが言いたかった。

もし、動画の世界で生きるなら・・・最善の方法は

企業には就職しないで、
フリーランスになる or 自分が
Youtuberになる。

どちらかにすべきだと思います。

フリーランスになる場合

フリーになるとテレビ番組も作れるし、ネット動画も作れます。

しかしネット動画の企業に就職してしまうとテレビ番組は一生作ることができません。

あえて選択肢を減らす転職をするのではなく
フリーになれば両方作れるので、絶対そちらの方が良い。

AD

実力的に不安です…

という人はこちらの記事をご覧ください↓

ベテランAD。思い切ってフリーになるのも有り
実力があるのにディレクターに昇格できないベテランADさん。思い切ってフリーのディレクターになっちゃうのも有りです。どうやってフリーのディレクターになればいいのか?その方法を解説します。

「ディレクター募集!経験浅い人でもOK!」という求人が結構たくさんあるので、とりあえずフリーでやってみて、それでもダメだと思ったら転職で良いと思う。

他にも、こちらの記事など↓

テレビディレクターがフリーランスになって最初の仕事を見つける方法
制作会社を辞めたばかりのフリーランスのテレビディレクターが、一発目の仕事を見つけるにはどうしたらいいのか?一発目の仕事がうまくいくと、どんどん仕事が舞い込みます。真っ当な方法から裏技まで、3つの方法を解説します。

僕のブログの『フリーランスの秘密』を見てもらえれば、制作会社からフリーになるまでの道のりが書いてあるので、ぜひ参考にしてください。

最初からダメだと諦めず、まずはフリーでやってみるのがオススメです。

自分がYouTuberになっちゃう

もう一つのオススメは自分がYoutuberになっちゃうこと。

実は僕もフリーをやりながらYouTubeをやっていますが、ちょっとずつ軌道に乗ってきています。

ただ、YouTubeは結構大変なので
やる気と根気とちゃんとした戦略がないと稼ぐのは大変かも知れない

でも、テレビで散々嫌な思いをした後に、わざわざネットの世界に行ってまで苦労して動画を作るくらいなら、自分で好きな動画を作りながら勝負した方が絶対良い!

特に「見た事もないようなYoutuberの動画を企画・編集する」みたいな仕事は絶対にやめた方が良い。

ひたすら、そいつのために企画を考えてロケして編集して
そんな毎日がずーーっと続くのです。

AD

そのYoutuberのファンなんです!

ということなら話は別ですが、そうでないなら地獄です。

そのYouTuberは儲かる可能性がありますが、自分は儲からないし、つまらないと思います。

どうせYoutube動画作るなら
自分がYoutuberになって自分で稼ぐ道を選びましょう。

 

ということで!

テレビを辞めてネット動画に転職しようとしてるADさん。

「フリーになるか、自らYoutuberになって稼ぐか」

どちらかにしては、いかがでしょう。

コメント

  1. ぼやきD より:

    YouTubeやるなら自分のチャンネルを持て!
    テレビマンならなおさらです。

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