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テレビADに向いている人【性格・適性・必要なスキル】

テレビ業界の真実

ADに向いている性格は「細かくて心配性」

ADに向いている性格は細かくて心配性の人です。

リサーチも細かく、
資料作りも細かく、
仕込み(アポ取り)も細かく、
ロケの下準備も細かく、
ロケ中の気配りも細かく、
編集の下準備も細かく、
情報の裏どりも細かく、

「心配性」というのは決してネガティブな意味ではなく

「この資料は本当に見やすいか?」とか
「技術さんが疲れてるからドリンク買おう」とか
「演者のテンションを盛り上げよう」とか
「小道具は多めに用意しとこう」とか
「この情報のリソースは正しいの?」とか

細かい部分に気がついて心配になって気を配る人。

ディレクター以上に全体を俯瞰で見渡して裏で動いてくれるような人。

そんなADが付いてくれるとディレクターは楽できます。

 

ADの適性は「ちょっとだけ我慢強い人」

適性という意味では「ちょっとだけ我慢強い人」が好ましいです。

目標のためには、やりたくない事でも我慢してできる人です。

言い方を変えると『割り切れる人』という感じ。

ADの仕事は受験勉強と同じで、
「本当はやりたくないけど、目的のため(ディレクターになるため)に仕方なくやらなくちゃいけない仕事」です。

そういう意味では、嫌な受験勉強をしっかりとこなしてきた高学歴の人はADに向いてるかもしれません。

ただし「ちょっとだけ」とあえてつけているのは「我慢強すぎる人」は逆にマイナスになるからです。

 

「ディレクターになる」ためにちょっと我慢する

ADはみんな

AD

テレビ番組を作ってみたい。

芸能人に会いたい。

なんか面白そう。

というふわっとした目標で入社する人がほとんどで、

AD

ディレクターになりたい!

と思って入社する人は、意外と少なかったりします。

たぶん、就活生のうちは「ディレクターが何してる人なのか?」なんてことは知らないんだと思います。(僕もそうでした…)

就活生は、

ADになれば番組作りに参加できる!

と勘違いしている事が多いですが、

実はADは「ただのアシスタント」に過ぎないので、本当の意味で番組作りに参加することはできません。

ロケも編集も収録も全てを担っているのはディレクターであり、ADはその指示に従って動くことしかできません。

この悲しい事実に、みんな入社してから気づきます。

よく制作会社のホームページの「先輩ADの声」という記事に

・ADの仕事はやりがいがある
・みんなで作るから達成感がある
・オンエアされた時には感動した

みたいなことが色々書いてありますが、
あれは就活生に向けて書かれている、ただの綺麗ごと。

実際は、ADのうちに達成感を感じることはありません。

(「ADにやりがいはありません!」という現実は僕の著書『テレビADの真実』でも詳しく書いているのでぜひご覧下さい。)

Kindle本にて発売中

 

ADは番組に携わっているだけで「番組を作っている」人ではないのです。

「テレビ制作に携わる」ことと「テレビ番組を作る」こと。
その本当の意味に気づいてからがADの勝負の始まりなのです。

なので、ADには『達成感もやりがいも感じられない仕事をひたすらやり続けることができる』能力が必要になります。ただし、我慢強すぎてその生活に耐えられる人は、そこから脱出しようと努力することに力を注げない場合があります。

我慢強すぎてもダメ。

目的のためにやりたくない仕事を続けることができるけど、やがて我慢の限界が訪れ、早くAD生活を脱出するために自発的に動き出す人。

要するに、ちょっとだけ慢強い人なのです。

 

(関連記事:ADは女性の方が向いている↓)

テレビADは女性の方が向いている【適性】
テレビのADは女性が意外と多いです。そしてADは女性の方が圧倒的に向いています。①情報の整理能力が高い②コミュ力高い③細かいところに目がいく④真面目⑤仕事と割り切る、などなど色々と理由があるので解説します。

 

その他、芸能界の裏側、AD・ディレクター・プロデューサーの実態を暴露する僕のYouTubeチャンネル『ぼやきDのテレビの話』の方でもたくさんの話をしています。ぜひチェックよろしくお願いします!

 

コメント

  1. ぼやきD より:

    ADのうちに達成感を感じる人は、たぶん辞めます。
    我慢する期間を短くするため、早くディレクターになろう!

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