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NHKも参入!無料見逃し配信TVer!YouTubeに対抗する方法は?

テレビvsネット論争
【TVer(ティーバー)とは】
在京民放キー局5局(日テレ、TBS、フジテレビ、テレ朝、テレ東)が共同で立ち上げた、テレビ番組の見逃し配信サービス。
スマホやPC、タブレットなどでも気軽にテレビ番組が見られる画期的なサービス。今ではNHKや在阪5局(読テレ、毎日放送、ABC、関テレ、テレビ大阪)も参加。
これから地方局も参加してくると思われます。

『TVer』意外と人気があるぞ!

TVerが発表した2019年7-9月期のユーザー利用状況によると、
・2019 年8月の動画再生数は 8089 万回
・MAU(マンスリーアクティブユーザー)は 906 万
(再生数、UB 数ともに月間での記録を更新)
・累計2200万ダウンロードを達成

さらに、別の調査によるとVODアプリの中では、アマゾンプライムの次に見られているらしい↓(参考サイト↓)

アプリ分析メディア「App Ape Lab」|フラーのデジタルノート
フラーのアプリ分析サービス「App Ape」のデータを活用した、ビジネスのヒントになる記事をお届けします。

 

意外にすごいじゃん!

と、思ってしまった。
結構、人気が出てきているみたいです。

保守的なテレビ業界がネット配信に踏み出したきっかけの事業なので個人的にはとても応援しています。

しかし、利用者が増える一方で、YouTubeなどのネット動画に勝てる(対抗できる)雰囲気は一切ありません。

かなり可能性のある事業だと思うのですが、サービス開始から4年経った今でも色々と不便な面が多いので、

TVerがYouTubeに対抗するには、どうするべきか?

考察したいと思います。

 

TVerには弱点がいっぱいある

見逃した作品をいつでも見られるという魅力がある一方で、TVerには弱点がいっぱいあります。

7日間しか見られない

TVerの配信期間はたったの7日間。

なんとオンエアの1週間後には問答無用でどんどん消されてしまいます。

サーバーの問題なのか?権利の問題なのか?怠慢なのか?よく分かりませんが、7日間で消すメリットってなんなのか?

7日間だったら

全録DIGAの見逃し録画機能で十分なんですけど…

全局で協力して運営している割には全録DIGAと同レベルのサービスしか提供できていないのです。

 

200番組しか見られない

民放各局の番組が見られると言っても、実際見られるのはたったの200番組ほど。

圧倒的に見られる番組が少ないです。

多分、民放キー局だけでも1週間に1000番組くらいはあると思うのだが…?

全録DIGAだったら

全ての番組を録画できるんですけど…

これまた全録DIGAにあっさり敗退。

 

CMを飛ばせない

TVerはCMを飛ばすことができません。

途中で15秒から30秒くらいCMにより番組が中断します。せっかくネット配信しているのにテレビを見ているのと変わりません。

全録DIGAだったら

CMスキップできるんですけど…

またまた全録DIGAに敗退。
これじゃYouTubeに勝てるわけがない。

 

過去のアーカイブが無い

テレビ番組の見逃し配信を謳っておきながら直近7日間の番組が見られるだけで、過去の人気番組や名作ドラマなどの配信は一切ありません。

今、たまたまオリンピック前ということで『過去のオリンピックの名シーン』みたいのを配信しているようですが、たったの21シーンのみ!!(※2019年12月3日現在)

ERROR: The request could not be satisfied

もっといっぱい名シーンあるでしょ!

映像もいっぱい持ってるでしょ!

多分、テレビ番組のネット配信の意義って「過去のアーカイブ」にあると思うんだが…。

 

独自コンテンツも無い

TVerのサービスは「過去7日間のテレビ番組を見られる」という1点のみ。

放送したテレビ番組をもう一度垂れ流しているだけで独自コンテンツなどは一切ありません。

ただ、独自コンテンツはTVerとは別で『Paravi』や『Hulu』などで各局配信してはいます。

 

以上がTVerの弱みです。全録DIGA…いやYouTubeに対抗できるようになるためには、これら全てを改善しなければなりません。

 

配信期間を延長する

配信期間が7日間は短すぎます。
半永久的に見られるようにするべきでしょう。

ただし、人気が無い番組は途中で消してもOKです。

最悪、半年でも1年間でも良いので、とにかく配信期間を延ばして全録DIGAよりはマシなサービスにするべきでしょう。

でないとネット配信している意味がありません。

 

過去の番組もアーカイブ化すべき

これは大きな手間がかかりますが、過去の人気番組をアーカイブ化して配信するべきです。

全番組を配信する必要はありませんが、人気バラエティや人気ドラマ、スポーツの名試合などを厳選して配信するべきでしょう。

ニュース番組も、大事件の報道などは『歴史的記録』として残しておきます。

昔のテレビ番組ってYouTube上でかなり再生されているので、それらの視聴者をTVerで回収します。

 

YouTube公式チャンネルにも無料配信

どうせYouTubeにすぐ違法アップロードされちゃうんだから、いっそのこと最新のテレビ番組はオンエア後、即YouTubeの各局公式チャンネルにも無料で配信しちゃいます。

公式で配信してしまえば違法アップロードが出てきても、ほとんどの人は公式チャンネルに流れると思います。

現状、各局ともYouTubeに公式チャンネルを持っていますが、バラエティもドラマも『番組のPR動画』を流しているだけで本編をまともに見ることはできません。まともに見ることができるのはニュース番組くらいで、ほとんど機能していません。

今、YouTubeにテレビ局公式で全ての番組を配信してしまえば、全ての違法アップロードの視聴者を各局が回収できるようになるので、配信にかかる経費を差し引いてもそれなりの広告収入が入ると思います。

ただし、TVerにも視聴者を流したいので『YouTubeに配信するのは1ヵ月』など、期間を限定します。

 

過去の番組は有料化する

過去の番組をアーカイブ化した上で、その番組を視聴する場合は月額制にすれば良いと思います。

直近1年間くらいのテレビ番組は普通に無料で開放しておいて、過去の人気番組に関しては有料化する。

現在2200万の利用者がいるTVer。仮に月額500円だとすると年間の収益は1320億円。

一方、在京民放キー局5局の純利益の合計は1012億円。

仮に2200万人全てが有料会員になったとすると、単純計算ではTVerを有料化するだけでテレビ局の売り上げは倍増します。

 

独自コンテンツも全て『TVer』に一本化する

現在、TBSとテレ東の『Paravi』やフジテレビの『FOD』、日テレの『Hulu』など、各局が独自コンテンツを作って有料配信しているチャンネルがあるのですが、

これら全ての有料コンテンツをTVerに一本化すべきだと思います。

各局それぞれ独立してやっちゃうと客が分散しちゃうので、かなり不利。

よっぽど強いコンテンツがあれば別ですが、ぶっちゃけTBSとテレ東しか見られない『Paravi』を有料登録しようとは思いません。(しかも月額925円もする)

多分、単体のテレビ局にはお金を払いたくないユーザーも『過去の番組も含めて全局の番組が自由に見られる』となれば、有料でも登録してくれるユーザーが増えると思います。

 

まとめ

TVerの見逃し無料見逃しサービスについては、配信期間を延長し、過去のドラマ、バラエティ、スポーツなどの人気番組は有料(月額制)で配信。

これがベストだと思います。

 

コメント

  1. ぼやきD より:

    結論:全録DIGAが最強。

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