2015年 しくじり先生の神回
しくじり先生は現在30分の放送ですが、放送枠が1時間だった時はゲストの人生が今よりさらに深〜く掘り下げられていました。
個人的に大好きな番組ですのでまとめてみました。
今回は2015年の神回です。
①2015年1月8日放送 杉村太蔵先生
世間的にも『神回』との呼び声が高いようですが、その通り神回です。
個人的には杉村太蔵先生が歴代ナンバーワンです!笑
人気が高いが故に再放送されたり、
AbemaTVで完全版が放送されたりしています。
「しくじりという言葉、私ほど当てはまる人間はいない!」
と本人が自信たっぷり豪語する通り、杉村太蔵先生が今まで犯してきた、たくさんのしくじりエピソードが飛び出します!笑
2005年、衆議院議員に当選した杉村先生。今の姿からは想像もつきませんが、当時、小泉チルドレンの一人として騒がれていた歴とした元国会議員です。
しかし、当選からわずか2週間で全国民に向かって謝罪会見をすることになってしまいます。
原因は「失言」です。
当選したことでテンションが上がってしまい、
これで念願のBMWが買える!
早く料亭に行ってみたい!
真っ先に調べたのは国会議員の給料。
2500万円ですよ!
などと報道陣の前でしゃべってしまう太蔵先生!
当時の幹事長、武部さんに殺されそうになるほど怒られたらしいです!笑
そして、謝罪会見ではBMW発言や料亭発言について記者に散々イジられます。
(コントみたいな謝罪会見 笑)
太蔵先生はお金や女性問題など、違法行為を犯したわけではありません。
差別的な発言をしたわけでもない。
ただただ失言しただけで世間の反感を食らってしまうことになったのです!
その他にも、太蔵先生の身に起こった実際のハニートラップ事件や、議員の特権など、当時の裏エピソードを隠すことなく全て暴露してくれます!
杉村太蔵さんのタレントとしての力量の高さも分かる神回です。
DVDも出ているのでぜひチェックしてみて下さい↓
②2015年1月29日放送 大事MANブラザーズバンド 立川俊之先生
1991年に発売され160万枚の大ヒットを記録した大事MANブラザーズバンドの『それが大事』で有名な立川先生。
負けないこと 投げ出さないこと
逃げ出さないこと 信じ抜くこと
駄目になりそうな時 それが一番大事
このフレーズは30代以上の人なら誰でも知っているし、カラオケで歌いまくっていた人も多いでしょう。
しかし『それが大事』以外はヒット曲に恵まれず『それが大事』を24年間歌い続けていたら、何が大事か分からなくなってしまったらしい!笑
次の曲がヒットしなかったらクビ!という覚悟で作曲した『それが大事』の制作秘話やバンド名の由来、その他たくさんのしくじりを教えてくれます。立川先生によると『それが大事』以外にも80曲以上もの曲を出していたらしいのですが、正直、一曲も知らなかった…!
また、ミリオンヒットする曲に必ず入っているという魔法のフレーズ(歌詞)も教えてくれます。
「春になるとJ-POP界は、やたらと桜を舞い散らかしやがります」
たしかに春になると、桜舞い散らかしてる曲多い!笑
他にも簡単に?ヒット曲を生み出せる魔法のワード「きっと ずっと」など、ミリオンヒット曲に隠された秘密の法則を教えてくれます。徐々に近年のJ-POP界をディスりまくるモードに入る立川先生の暴言にも注目です。
ちなみに、先生自身はまだ音楽活動を続けているらしいのですが、「もう歌で伝えたいことが無くなった」らしいので(笑)、新曲はもう出ないかもしれないです。
放送の最後「結局、どれが一番大事なのか?」という問いに、先生なりの答えも聞かせてくれます。面白すぎるので見てない方はぜひチェックしてみて下さい↓
③2015年8月3日放送 紀里谷和明先生(映画監督)
宇多田ヒカルさんの元ご主人。『traveling』や『SAKURAドロップス』などのPV制作を手がけていましたが、2004年に『CASSHERN(キャシャーン)』で映画監督デビュー。ハリウッド映画も手がけるなど順風満帆に見える紀里谷先生。
しかし、映画を1本も撮ってない時から「映画なんて尺が長いだけじゃん」「PV20本分でしょ?」という暴言を吐くなど、日本映画界を超バカにしたことで映画業界に嫌われてしまったらしいです。
その影響で10年間も日本で映画を撮れなくなってしまったらしい!
この回が神回になったの理由は、生徒として授業に参加していた映画評論家・有村昆さんとのバトル勃発です 笑
紀里谷先生のデビュー作『CASSHERN(キャシャーン)』は15億円のヒットになったにも関わらず、日本の映画評論家からは酷評の嵐。その評論家の一人が有村さんでした。あれから10年の時を経て、当時の鬱憤を晴らすかのように紀里谷先生が爆発します!笑
有村「映画の常識からすると、言いたいことは言わないでセリフとセリフの間に想いを込めたりするんですよ。紀里谷先生の場合はセリフで全部言っちゃうんですよ。だから教科書的な何か…押し付けがましい感じになっちゃってる」
紀里谷「はい!この言葉は当時、ありきたりな批評家が当時散々言ったことです」
紀里谷「日本の訳のわからんない批評家達には分かってもらえません!」
2人のバトル、マジで見ものです!!笑
バトルだけではなく、たくさんのしくじりを犯してことで悩んでいた紀里谷先生が、モーガン・フリーマンに尋ねた言葉。
紀里谷『もっと良い映画監督になるにはどうしたらいいですか?』
モーガン『Listen(ききなさい)』
という言葉にはグッとくるものがあります。残念ながらDVD化されてないようなので、ネット動画で探して見て下さい。
④2015年8月12日放送 キャラクターX 岡本信人先生
いつものスタジオ収録ではなく、ドキュメンタリー形式で岡本先生のしくじりを追うという趣向を変えたVTR企画。
都内で食べた野草の数 70種類を誇るという岡本先生。
表題の通りVTRの作りは『プロジェクトX』のパロディになっています。
俳優として食えなくなり、飢えを凌ぐために野草を食べ始めたという岡本先生。
売れないどん底時代から「野草食い」で奇跡の生還を遂げるまでの全復活劇が分かります!笑
野草を食べるシーンも、もちろん出てきます!笑
内容がかなりぶっ飛んでいるので必見です。
⑤2015年8月12日放送 藤崎マーケット先生
ラララライ体操で一世を風靡したものの仕事が激減し大転落。地獄を見た藤崎マーケット先生の魂の授業が繰り広げられます。
実は「オールザッツ漫才」で優勝したり、「ABCお笑い新人グランプリ」で優秀新人賞を受賞するなど、数々の実績を誇り大阪では実力派漫才師で知られている藤崎マーケット先生。
しかし、東京にその名声は一切届いていません!
(僕も知りませんでした…)
そんな中、ラララライ体操が大ブレイクすると「これを東京進出の足がかりにしよう!」と目先のチャンスに飛びついた藤崎マーケット先生は東京で地獄を見ることになります。
とりあえずラララライ体操でブレイクして、そのうち漫才の仕事も取れるんじゃないかな?と思っていた藤崎マーケット。
しかし、藤崎マーケットの漫才の実力を知らない東京のディレクターは、必ず「ラララライ体操」を要求し、無茶ブリもどんどんエスカレートしていってしまうのです!笑
ある時は「野際陽子でエクササイズして下さい」とか言われちゃったらしいです!確かにテレビ番組は芸人さんのネタが大ブレイクすると、番組の企画に無理やり合わせた新作を要求しがちですよね…。ブルゾンちえみや、今でいえばミルクボーイがいい例です。
「ラララライ体操ができないように身体にタトゥーでも入れてやろうと思った」
などなど、漫才をできずにラララライ体操で消耗し、自分を見失っていた藤崎マーケット先生の悲痛の叫びが告白されます。とにかく「東京のディレクター」にたくさんの恨みがあるようで色々と暴露しています。
東京のディレクターはこの回をちゃんと見た方が良いと思います!笑
⑥2015年11月2日放送 内山信二先生
なんと、東野幸治さんと同期という内山先生!
子役時代のCM出演本数は10社以上。
10歳でMAX月収3000万円!
しかし、16歳の時には仕事ゼロ!
そんな人生のピークが早すぎる人たちが陥りがちなしくじりを解説してくれます。
この回がなぜ神回なのかというと、子役時代の内山先生のクズっぷりを隠すことなくたくさん暴露してくれるからです!笑
テレビ局のスタッフに、打ち合わせのついでに高級焼肉屋さんに必ず連れて行ってもらっていたほど特別待遇を受けていた内山さん。子供ながらに「自分はVIPだ」と自覚していたようで、ご飯屋さんでないと打ち合わせを拒否するようになってしまいます。そのため1年間に250回も高級焼肉屋に連れて行ってもらったそうです!(もちろん全部テレビ局持ち。バブル時代はすごかったんだなぁ…)
6歳の頃には親に対して「僕の方がアンタたちより稼いでるんですけど!」と思っていた内山先生。
(そりゃ月収3000万円も稼いでたらね…)
クラスの女子には「この1万円で好きなだけ駄菓子買っていいよ」とお金をばら撒いているうちに、7歳にして「女性は金で寄ってくる」ことを学んだらしい!笑
テレビ局ではADにエアガンを打つなど、イタズラやワガママもやりたい放題!
しかし、怒る大人は一人もいなかったといいます。
なぜなら、さんまさんや偉いテレビ局のプロデューサー、出世しそうなADさんには絶対悪さをしなかったからだそうです。人を選んでイタズラしてたみたいです!笑
内山先生曰く「靴が汚いADは出世しない」らしいので、ADさんは気をつけて下さい。
他にも「ドロケイの時、タクシーチケットを使って逃げていた」など、子役時代のたくさんの悪事?が暴露されたり、金銭感覚が崩壊し、中学時代から収入が無くなることで友達もいなくなり、非行に走ってしまった辛い過去なども語っています。
大人になって、再び売れっ子にカムバックするための再生物語にも注目です。
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